君がラブソングといった夢@大それたロックンロール
大それたロックンロール
リリース前の重岡くんからの言葉が今回少なくて。
「ラブソング」「大それたことやっていきましょうやっていう曲です」くらいしか聞いていなかったので、どんな曲なのかとても楽しみにしていた。
いざ届いて、歌詞カードに飛びつく。
私がまず歌詞カードから受け取ったのは「こわい・・・!」という印象。
今思うと多分疲れてただけ。
(こわいと思った内容は人に言うのも恥ずかしいくらい深読みしすぎて悍ましいので書かないでおきます・・・)
そしてMGを手に取った私。
大それたロックンロールについても少しだけ書かれていて、それを踏まえて聴くと気持ちよく腑に落ちた。
普通に言葉のまま聴いていいやつでした(考えすぎ)
気になる人はぜひMGを買ってほしい・・・!
そしてここから、全て私の主観・感想だが、重岡くんの言葉を踏まえて自分的にきちんと解釈ができるように解体していこうと思う。
なんとなく聴いて、ただ「良い曲だ~~!」と思って終わってしまいそうで、それがもったいないなと思ってしまった。せっかく自担が命を吹き込んだ曲なのだ。とはいえネタの解説みたいなことしてごめん・・・。
■1番
「二度寝ばっか もう愛想を尽かしてる
二度見ばっか 夢の続きはどうしたの」
自分は二度寝ばかりしていてだめだなあという自虐の歌です。
と話していたけど自虐があるからこそ憧れと夢が映える素敵展開な曲だった。
全編通して夢と一緒に「君」を想うラブソングだった・・・。
「二度あること三度ある 嘘偽りじゃない
あのバンドマンまた 良い曲書くんだろうな」
嘘偽りじゃなく、真に力のある人への憧れ。
「三度目の正直って 言い回しもあるんだ」
次は自分も良い曲かけるんじゃない?という期待
「今日のオレはどんな言葉を信じて
誰のために歯を食いしばって
何気なく情けない日だって
歌を歌って 笑っていたい」
今日の自分が何を信じれば良いかも、誰のために頑張っているのかも分からなくて
二度寝しちゃうし、憧れや羨ましいものに二度見しちゃうしなんか情けない日でも
「歌を歌って 笑っていたい」
音楽に対して頑張りたいと、度々言ってくれる重岡くん。
重岡くんがそう言ってくれて本当に嬉しい。デビュー当時、いつまでアイドルする?みたいな質問に36歳!と答えていたし、いつかやめちゃうんじゃないかと思っていたけど、近年ジャニーズWESTとして生きる道を探って見つけてくれた気がして嬉しい。
そして歌が生きがいになっている様が分かる歌詞なのも良い。
「こんにちはロックンロールスター
あなたなら何を歌いますか
大それたこと 言うのなら
オレだってベイベ!」
ここの「オレだって」は、良い曲書きたい(歌いたい)!ロックンロールしたい!ていうかロックンロールスターみたいになりたい!のようなニュアンスだけじゃない。
含みが2番以降に書かれていて、2番が最高なことになっている。
■2番
「言葉なんて ずっと探しているけど
言葉なんて 大事なところでいつも
足りないこと バーカ で呆れもするんだよ」
実は歌詞がこうなってました、ではなくて、照史くんの歌い方も「足りないこと バーッカで呆れもするんだよ」と耳だけで聴いてもどちらにもとれるようにしているのが良い。
この箇所、作詞に対しても普段に対しても、自分に対する呆れの自虐が混ざっているみたいで、でもその自虐があるからこそ、ここでも真に自分が叶えたい夢の表現・描写が光る・・・。
「もう一度 正直に愛してるって言っていいですか?」
言葉を色々探していても結局、正直に「愛してる」が一番刺さるよな・・・。
今までの重岡くん作詞作曲全12曲で「愛してる」が出てくるのは「愛情至上主義」「むちゃくちゃなフォーム」の直近制作された2曲である。そしてこの曲が3曲目。三度目で「もう一度」なのだ。「三度目の正直」で「もう一度正直に」・・・え・・・偶然ですか・・・。(考えすぎ2)
「君がどんな言葉を信じて
誰と何処で何をしてたって
さみしい 夜の隙間を狙って
この声で オトしてみたい」
ここが重岡くんの「良い曲書いて・歌を歌って 叶えたい夢」、ラブソングという所以だ!!
ふと、ライブツアーPOWER 初日で言っていた言葉を思い出す。
「このライブが終わったら、皆がどんな生活しているのか分からないけど、それが寂しい気持ちにもなって」
この人・・・ファンの明日にまで想いを馳せる人なのである・・・。
そんな人が「君が誰と何処で何をしてたって さみしい夜の隙間を狙って この声でオトしてみたい」なんて言うのずるくない??オレの歌(言葉・声)で、君が他のどんな言葉を信じていても、誰とどんな生活をしていても、振り向かせてオトしたいってこと??最高な夢であり激ラブソングなんだよなあ~~!!!
■3番
「オレは目にうつるこの景色も
耳に残るどんな出来事も
夢にみてる いつか君と
その声で 笑っていたい」
重岡くんは思い出(を作ること、思い出話をして笑い合うこと)をとても大切にしている人なので、この歌詞がどれだけ重岡くんにとって大切な人としたい大切なことなのかが伝わるような。
「思い出をいつか君と笑い合うことを夢に見てる」っていう解釈で良いのかは分からないけど。この「君」はメンバーやファンであってほしい(願望)
曲を届けた先の「君」としたいことを夢見るラブソングだと思いたい。
「大好きかロックンロールは?
大嫌いかロックンロールは?
大それたロックンロール さぁ」
今更ながら「大それた」の意味をおさらいしておく。
「大それた」は、自分の立場や実力を考えていないという非難をこめて使われる。ただし、自分のことをいう場合には、謙遜(けんそん)の意味をおびることがある。
出典:大それた(だいそれた)の類語・言い換え - 類語辞書 - goo辞書
今の情けない自分を自虐しながらも、憧れ・夢をみてる
そんな生き様どうですか?って聞かれているような気がする。気がする。
そして言葉通り、ロックンロールはそもそも好きぃ?って聞かれている気もする。
うまく締められなかったごめんなさい(汗)
重岡くんの「良い曲書きたい」の先に「君をオトすこと・君と笑っていること」があり、それを含めて夢見ているという内容がラブソングすぎた・・・。
君が普段日常で何をしていても誰といても、絶対にこの声でこの曲で、つまり歌で、君を振り向かせてオトしてみせるってことだろ…。
しかも良いのが「さみしい夜の隙間を狙って」なところ。
重岡くんの「歌、頑張りたい」っていう気持ちが、ただそれを言うだけの言葉より優しく強い夢として伝わる曲だった。そしてそれを受け取れて心底嬉しい。これからも頑張ってくれる重岡くんをまだまだみていられる、応援できる猶予をもらえた気がするし、新しい曲もきっと書いてくれるはず。とっても楽しみ。
そして流星くんが「(そのメロディ)ええやん」と言ってくれなかったら生まれなかった曲なので、流星くん本当にありがとう・・・。メンバー同士素直にええやんって言い合えるジャニーズWEST本当に素敵・・・。
以上です!